only you
いま純粋にウォン・カーワイがみたい。めっちゃ純粋に。てかここのところずっとみたい。
ジャ・ジャンクーについての文献を読んでて、彼は他の第6世代の監督の作品について、「スタイリッシュすぎるがために、そこに映されるべき中国社会の現在のリアリティが埋もれてしまっている」と半ば揶揄していた。それは例えばウォン・カーワイやホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンに対して向けられているのかもしれない。一方で、僕自身はどの監督にも共通したメランコリーを感じずにはいられないし、そういった意味で、たとえ中国映画が海外映画市場向けに「アート映画」として作られていることが前提であったとしても、作品を見る個人が感じるメランコリーによって何かを回顧するということがこの際重要何なのだと思う。第5世代は過去を、第6世代は現在の中国を描くことが簡単な特徴として上げられるが、結局第6世代が現在の中国を描写したところで、それをみる先進国の観客は、そこにある種の懐かしさ、つまりメランコリーに浸ることを避けられない。そして、そのメランコリーは特にエンディングとそこに流れる音楽、そして音としての中国語の響きに集約されてるようなきがする。
なんか堅苦しくなりすぎてきらい。
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