WHEN THE LEVEES BROKE

スパイク・リーが2006年に製作した『When the Levees Broke』というハリケーンカトリーナのドキュメンタリーをみた。Literature&Film: The U.S. South という授業のために。これは自然災害の脅威を描くドキュメンタリーじゃない、ニューオーリンズアメリカ、そこに生き死んでいく人々のドキュメンタリー。今のニューオーリンズはどんなだろうか。単純に影響されて行ってみたくなる。ニューオーリンズだけでなくて、ミシシッピアラバマジョージアとか。でもたとえ50の州すべてに行ったことで何かを知った気になれるなんて思っていない。タルサに3年間いても僕はこの街のこともここに住む人たちのことも、ほかのアメリカと比べてどう違うのかきっとよくわかっていない。心を動かすものがあるのならそれがニューヨークだろうとロサンゼルスだろうとニューオリンズだろうとタルサだろうと名前も知らない小さな町だろうと関係ない。ただアメリカに触れたい、感じたい、そしてその場に自分がいる、それだけ。